EMAT

高周波歯内療法(EMAT)による治療事例の一部をご紹介しています。

Case01

数カ月前より何度か治療してもらったが、咬んだ時の痛みが和らがない​

治療内容

根の先端部分で、神経が分岐してり、先端部分にまだ神経が残っていた。まずは、高周波通電によって残った神経を殺菌した後、根管清掃用器具にて根管内の残留した神経を除去して、根管充填材で密封した。

術後の経過

次回来院時には症状は消失し、現在も順調に経過している。

治療期間・費用

治療期間・回数:1カ月、2回
費用:¥100,000(1根管)

リスク・副作用

特になし

症例写真

術前術後

術前

術後

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Case02

神経の形が複雑なので、抜歯しなければいけないと言われた。

治療内容

歯は左右前後に大きく動揺しており、レントゲン上では神経の形態は不明瞭であった。
まず、高周波通電を行い、根管内の神経を殺菌・蒸散させた。その後、根管清掃用器具で清掃を行った後、再度高周波通電を行い、根管充填した。
根管充填後のレントゲン写真より、神経は複雑に絡み合った形態をしており、清掃器具が到達しない領域も、高周波通電によって神経は除去されていたことが判明した。

術後の経過

次回来院時特に症状は無く、動揺もなかった。術後約2カ月後には、周囲の骨の再生が見られ、咀嚼に支障はなかった。

治療期間・費用

治療期間・回数:2カ月、3回
費用:¥100,000(1根管×1)
¥200,000(1根管×2)

リスク・副作用

特になし

症例写真

術前術後

術前

術後

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Case03

歯の周りの骨が溶けていて、抜かないといけないと言われた​

治療内容

根の先端が溶けてしまっており、周囲の骨も歯根を取り囲むように吸収していた。
根管内をマクロスコープで確認しながら、感染部分を取り除いたが、痛みは消えなかった。
根管の先端部分には、出血が認められた。
根管から高周波通電を行ったところ、即時に止血した。

術後の経過

術後の通院時には痛みはみられず、治療後3カ月で、根の周囲の骨は再生され始め、11カ月後には治癒していた。

治療期間・費用

治療期間・回数:2カ月、4回
費用:¥100,000(1根管)

リスク・副作用

特になし

症例写真

術前術後

術前

術後

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根管清掃+通電施術

術前

根管清掃 約2週間後

通電前

通電後

通電 約2週間後

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通電施術

術前

通電3カ月後

通電11カ月後

通電2年後

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Case04

数カ月前より歯ぐきにできものを見つけたが、痛みがなかったので放置していた。数日前から咬むと痛くなってきた。​

治療内容

左上の頬部に4mm程度の腫れが認められた。レントゲン検査では、根の周囲には直径約2cm×2cm程度の骨が吸収が認められ、歯の歯の動揺が見られた。
根管内と病変内に高周波通電を行ったところ、次回来院時には、頬部の腫れは消失しており、咬んだ時の痛みも消失していた。
再度、高周波通電を行い、根管内を清掃して、根管充填を行った。

術後の経過

治療後3カ月で根の周囲の骨は再生され始め、1年後は完全に骨が再生していた。

治療期間・費用

治療期間・回数:2カ月、3回
費用:¥100,000(1根管×1)

リスク・副作用

特になし

症例写真

術前術後

術前

術後

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根管清掃+通電施術

術前

通電3カ月後

通電1年後

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Case05

右下の3歯の保存は難しく、抜歯後にインプラント処置を勧められた。歯をどうにか残したいと思っており、知人より「EMAT」を知った。保存可能か診断してもらいたい。

治療内容

右下奥歯3歯にわたり頬部は全体的に腫れがあり、歯はわずかに動揺していた。レントゲン検査では、4歯わたって、骨は32mm×17mm程度大きく吸収されていた。
まず、右下奥歯3歯の根管内、病変内に高周波通電を行い、根管清掃を行った。その後、頬側を4mm程度穿孔して、骨壁を搔爬した後、病変内に高周波通電を行った。歯の状態に異常は認められなかったため、根管を充填した。

術後の経過

治療後3カ月で根の周囲の骨は再生され始め、2年1カ月後には骨の再生がみられた。

治療期間・費用

治療期間・回数:3カ月、3回
費用:¥100,000(1根管×1)
¥600,000(3根管×2)

リスク・副作用

特になし

症例写真

術前1

術前2

経過